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近い人
                  この作品は2007/11/30に特区に投稿したものです
知香は料理サークル所属の大学一年。トイレが近い女の子だった。そのため、よく失敗してしまうことがあった。
 だが、成長するにつれて、失敗は少なくなり、大学に入学してからはまだ一度もなかった。
理由はなんといっても、トイレにこまめにいくことでであった。我慢をして膀胱を鍛えるという方法もあるかもしれないが、知香は知らなかった。家を出る前、学校での授業の合間などトイレに行けるときにはなるべく行くようにして失敗の回数を減らしていったのだ。また、サークルでの「きのこ狩り」などトイレに行く機会がとりにくい行事はなるべく理由をつけて休むようにもしていた。
 だが、もちろんトイレが近いのは変わらなかった。時々、トイレ休憩を怠ってしまい、授業中にそわそわ、もじもじしてしまうこともあった。
 
 その日も知香は料理サークルに参加していた。後片付けを初めていて、もうすぐ活動が終わりそうな様子であった。知香はそのときもどことなくそわそわしているように見えた。トイレに行きたいのだが、部員の男の子、テリタがいるのでなかなか言い出せないのだ。別に好みのタイプというわけではなかったが、なんとなく異性ということで言い出せなくなってしまったのだ。
 (もうすぐ・・・・もうすぐだからガマンしないと・・・・。やっぱり、部室に行く前に済ませておけばよかったなあ・・・。)

 そして、後片付けも終わった。
 「お疲れ様でした。これで今日の活動は終わりです。気をつけて帰りましょう。」
 (はあ・・・・やっと終わった・・・・それじゃあトイレに・・・。)
 「知香ちゃん! 帰りは電車だよね。一緒に帰らない?」
 サークルの先輩の夏帆が話しかけてきた。
 「う・・・うん、いいよ。(あ・・・でも、途中でトイレによってもらえばいいや。)」
 だが、その直後、同じく同じサークルの男子、テリタも話しかけてしまう。
 「ということはボクとも同じ方向だね。みんなで帰ろう。」
 (し・・・しまったあ!! うぬう、こうなったら駅までガマンしてやる! 大学生になってまだ失敗はないんだし大丈夫なはず!)

 知香は駅に向かった。尿意はかなり強く、歩き方はどうしても内股気味になってしまっていた。
 「それじゃあ、私たちは27分の電車だから、先に帰らせてもらうね。」
 「はい。それじゃあ、また今度。」
 ようやく一人になれた知香。駅のトイレへと歩き出した。足はどうしても早歩きになってしまった。
 (うう・・・・やっとトイレだ! 早くスッキリしたいよー。)
 だが、駅のトイレは掃除中で使えなかった。
 (そ・・・・そんなあ・・・・。あ、でももうすぐ電車が来るみたい。それで次の駅まで行こう。それくらいは持つはず・・・・。)

 電車に乗る間も我慢することとなった知香。足は交差され、時々、体をぶるぶると震わせたり、足踏みをしたりして尿意に絶えていた。
 そして、知香の家の最寄り駅についた。尿意はかなり切迫し、限界寸前だ。知香は電車を降りると急いでトイレに向かった。
 (我慢・・・後少しだから我慢して・・・・。大学生になってからまだ失敗していないんだから・・・。)

 ほとんど駆け足でトイレに向かう知香。トイレの入り口が見える位置まで移動した。だが、そこからが本当の戦いだった。
 (あ・・・あったわ!!トイレ!! 今度は掃除中の看板もない!! )

ちび・・・・

 知香はトイレを見つけて安心したのか少しちびってしまったのだ。その場で足をきつく交差させ、なんとか排尿を止める知香だった。
 (ああ、しまった!我慢!!まだ我慢よ!トイレにはいってパンツをおろすまで我慢しないと!! うう・・・・大学生なってはじめてのおちびりだ・・・。 でも止まってよかった。ここで漏らしちゃったら小学生の時と同じじゃない・・・。)

 知香は小学二年のときの失敗を思い出していた。 学校帰りに尿意を催してしまい、我慢できなそうだったので近所の公園に立ち寄ることにしたのだった。しかし、トイレが見えたところで安心し、気を緩めてしまった。そして、白のショーツと赤のショートパンツを濡らしてしまったのだった。

 (小学生のときの失敗を今更するわけにはいかないもの! 早くトイレに・・・。)
 知香はトイレに飛び込んだ。だが、中では4人が順番待ちをしていた。

 (うう、また待たないといけないの・・・・でもここで漏らしちゃっても小学生と同じよ!)
 
 知香は小学五年のときの失敗を思い出してしまった。 家族旅行で行った遊園地でトイレに行列ができていて、後数人のところまではなんとか我慢したが、そこで限界を迎えてしまったのだった。 必死に前を押さえていたため、青のスカートはびしょびしょ。もちろん、下に着ていたさくらんぼ柄のショーツも濡れてしまった。
 高学年になり、オモラシがなくなると思っていた知香にとって忘れられない出来事となった。 

 知香はときおり足をくねくねさせながら必死に我慢を続けた。トイレに並んでいた四人は一列に並び、それぞれ個室に消えていった。そのとき、白い和式のトイレがわずかに見えた。
 (ああ・・・はやくあそこでしゃがみたいよお・・・・。 確かここのトイレは全部和式だったはず・・。)

 知香はよく使うトイレの様子をどうしても覚えてしまっていた。だが、それが意外と役に立っていた。
 小学・中学のときはトイレ間に合っても、うまく使えずにオチビリをしてしまうことが月に一度は必ずあった。和式のトイレにしゃがみこむ予定が洋式で、時間を大きくロスしてしまうということがあったためだ。そうなるっても、限界寸前の知香の体は待ってくれない。腰掛けようと向きを変えている間にも排尿を始めてしまい、下着を濡らしてしまうのだった。少し気持ち悪い感触がするが他人にばれることはない。でも、知香にとっては恥ずかしくてたまらないことだった。
 だが、高校になってからはおちびりも格段に減った。もっとも、トイレが近くなければそもそも気にしなくてすむ問題かもしれないが・・・。

 そして、遂に知香が列の先頭になった。
 (ふう、次は私の番・・・よく我慢したわね知香。サークルと駅と電車の中と・・・)

 ちびちびちび・・・・。

 自分の番になり、トイレに跨りお尻を出すことを想像したためか気が緩んでしまった。下着の中に生暖かい感触が広がっていく。
 (ああ、待って!まだなの・・・・まだパンツをはいたままじゃないの!!)
 両手で前を押さえ、その場で激しく飛び跳ね、なんとか決壊を食い止める。
 (危なかった・・・ここで失敗したら中学生みたいじゃないの・・・。)

 知香は中学二年のときの失敗を思い出した。学校を出る前のトイレ休憩を怠り、下校中にしたくてたまらなくなってしまった。 小学校高学年になってから授業の合間にはなるべくトイレに行くようにしていたが、下校前というのは忘れてしまうことが多かった。
 途中にある公園で済ませればよかったのだが、周囲の目が気になり、できなかった。時々その場にうずくまりながらも駆け足で、家のトイレまで必死に我慢した。だが、家に飛び込み、個室の扉に手をかけたとき、我慢ができなくなり、身につけていた、制服のスカートと赤のショーツをぐっしょりと濡らしてしまうのだった。

 オモラシをしてしまったのはそれが中学時代は最初で最後だった。とはいったもののオチビリは数え切れないほどあったのだが・・・・。

 水を流す音が聞こえた。次は知香が個室に入る番だ。
 (良かったこれでトイレに入れる!! 後、少しだから我慢よ!!)
 出てきた人が思わず笑いをこらえてしまうくらい、素早く個室に体を滑り込ませた知香。
 (ついにトイレ!!まずは鍵をかけて・・・・。)
 扉をしめ、鍵をかけようとする知香。だが、焦ってしまいなかなか鍵がかけられない。右手で鍵をガシャガシャさせつつ、左手で力いっぱい出口を押さえ、足は激しくステップを踏んでいた。
 (ううオシッコしたい・・・・っていうか出ちゃう!! ああ、高校生の時の悪夢がよみがえる・・・・。)

 知香は高校三年のときも失敗をしていた。授業でマラソンをしていたときに、知香は猛烈な尿意に襲われていた。授業が終わるまで必死に我慢したが、もう限界寸前だった。普段使わない、土足では入れるトイレに知香は駆け込んでいた。知香の予想通り、人は少なく、すぐに個室に飛び込むことができた。しかし、普段使わないためと手がかじかんでいたため、うまく鍵をかけることができなかった。そして、グレーのショーツに生暖かい感触が広がっていった。ショーツと体操服を同時に脱いで、なんとか和式トイレに跨ったつもりだったが、体操服たけで、ショーツは脱げておらず、そのまま便器に跨り、放心状態になってしまった。ショーツはびしょびしょに濡らしてしまったのだった。
 誰かにばれるような失敗は高校時代はなかった。誰にもばれないものの中でそれが一番大きい失敗だった。

 ガシャン 

 鍵がかかった。
 (やった、これでオシッコができる!!)

 ちびちび・・・・しゅううううう・・・・・。

 (ああ、いやっ! まだパンツおろしてなかった!!)
 慌てて衣服に手をかける知香。
 (ま、まずは・・・ズボンを脱がないと・・・・。)
 衣類の着脱をはじめる知香。ベルトをはずし、ホックに手をかける。

 しゅうううううううう・・・・・。

 あと少しでお尻を出せると思っているためか勢いを強める排尿。下着もズボンもぐっしょりと濡れて変色している。
 (ホックが外れて、チャックも降りた! 後はパンツだけよ!!)
 下着とズボンに手をかけて素早く降ろした。お尻を出して、その場にしゃがみこむ知香。

 ぴちょん・・・・ぴちょん。

 だが、その後の排尿は数滴だけだった。知香の小さな膀胱に溜め込まれていた液体はほとんどがすでに排出されていた。
 
 (うう・・・・また失敗しちゃったの・・・。でも、今度はちゃんと鍵はかけられたし少し成長したかな?)


                         
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