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DATE: 2009/05/10(日)   CATEGORY: 未分類
時代の流れとともに、流れる水
                                   この作品は2009/5/10に特区に投稿したものです。


 森の中に、小さな村があった。
 その村の人々は、狩をして、食料や衣料を得ていた。

 (いそぐ・・・いそぐ・・・。)

 石槍を持ち、狩をしていた村の若い女が急いで、村に戻っていた。

 (今日、獲物、見つからない・・・。でも、戻る、必要!)

 とても、慌てているようであった。

 (森にあった、泉、水、綺麗・・・でも、飲みすぎた。 水、体から・・・もれる!)

 どうやら、狩の途中で泉の綺麗な水を見つけ、飲みすぎてしまったようです。
 飲んだ水は体内で、オシッコになり、彼女の膀胱にたまっていってしまいました。

 (広場、川、ある! 川の上、小屋ある! そこまで、もれる、ダメ!)

 広場にある川の上に小さな小屋があり、村の人たちはそこをトイレとして使っているようです。彼女もそこでオシッコをするつもりのようですが、満杯寸前の彼女の膀胱はそこまで耐えてくれるか微妙なところのようです。

 (村、ついた、広場、いそぐ!)

 なんとか村までは我慢できたようです。まるで、獲物を見つけて、追いかけているかのように全力で村の広場まで走ります。

 (広場、見える! 小屋、見える! でも、もれる、もうすぐ! 限界、近い!)

 トイレが見える位置まで走りましたが、もう、彼女は我慢ができないようです。

 (すぐ、小屋、入る! 服、すぐ、脱ぐ、きっと、間に合う! はず・・・。)

 最後の力を振り絞り、オシッコを押しとどめ、彼女はトイレまでの我慢を成し遂げました。すぐに、トイレに入り、服をぬぐつもりでいた彼女でしたが・・・。

 (他の人、小屋にいる! 服、脱げない! 我慢する、できない! もれる!)

 すでに別の人がトイレに入っていたようです。限界まで我慢していたオシッコが漏れ出し、動物の毛皮で作られた下着にちびってしまいました。

 「はやく、する! いそぐ! 我慢する、無理! もれる、もうすぐ! ちびった・・・。」
 
 彼女は叫びましたが、トイレの中の人もすぐには出てこられないようです。手に持っていた石槍を股の間に挟み、オシッコの出口を押さえ、彼女は我慢を続けました。村の人が何人かいる広場でそれをやることは躊躇われましたが、そうでもしないと、おしっこを漏らしてしまい、もっと恥ずかしいことになってしまいます。

 (ここ、人、多い、もれる、ダメ、絶対! 我慢、全部、無駄になる・・・・。 でも、体、限界! 水、いっぱい・・・・。)

 ようやく、トイレから人が出てきました。しかし、そこで限界が訪れてしまいました。

 しゃあああ・・・・。

 (もれる、ダメ! 止まる、必要! でも、無理・・・。気持ち、いい・・・でも、恥ずかしい・・・・。)

 頑張って狩をして手に入れた毛皮をびしょびしょに濡らしながら、彼女は思った。





 それから、何百年もの歳月が流れ、村の人たちは、狩だけでなく、農耕を行い、生活をするようになりました。
 農耕により、生活は安定し、人口が増えていった。人々は、森のほかの場所にも、村を新たに作るようになっていました。
 しかし、他の村との間で、農耕に適した土地を奪い合う、戦いが起きるようになってしまいました。
 戦いでは、狩で使われる石槍が使われていましたが、長引くにつれ、磨製石器を使うようになり、青銅を作り出し、最後には鉄で作られた武器を使うようになりました。

 (く・・・な、なぜ、こんな日に限って、交代の到着が遅れるんだ・・・・!)
 険しい顔をしながら歩いている若い女性がいました。彼女も鉄で作られた剣を持ち、鉄の鎧を身につけています。
 (は、はやく広場に行かなくては・・・。も、もう、そろそろ我慢が・・・・。)
 彼女は他の村から自分の村を守るため、交代で、警備をしていました。しかし、途中でオシッコがしたくなってしまったのです。ですが、トイレに行っている間に敵が攻めてこないとも限らないため、トイレに行かず、我慢するしかありません。交代の男性がくるまではなんとか我慢できそうでしたが、その日は到着が遅れてしまったのでした。

 (いそいで行かないと・・・、だ、だが、この剣と鎧が重すぎる!)
 鉄で作られた武具はとても、重く、走りたくても彼女は走ることができませんでした。
 (こ、このままでは、本当にまずいぞ! だ、だが、こんなところでもらしてしまうわけには・・・。)
 彼女は必死でオシッコがしたいのを堪え、鎧の重さに耐え、歩き続けました。

 (なんとかギリギリ間に合いそうだ・・・。あの広場のトイレまで我慢できれば・・・!)
 彼女の膀胱は限界寸前でしたが、村の広場に辿り着きました。数百年の間に何回も立て直されてはいましたが、ほぼ同じ位置にトイレはありました。
 (このまま、なら、なんとか・・・・、あ、ダ、ダメだっ!! あの女が先に・・・!)
 別の女性が先にトイレに入ってしまいました。
 (も、もう限界だ!! 少々恥ずかしいが、出口を押さえて・・・。)
 彼女は両手で服の上からオシッコの出口を押さえようとしました。しかし、丈夫な鉄の鎧では無理でした。
 (そ、そんなっ! 限界だというのに・・・!)
 鎧の下に身につけていた布製の下着に少しだけオシッコが飛び出してしまいました!
 (あっ! ダメっ!)
 彼女は足をクネクネさせたり、その場を歩き回ったりして、尿意をなんとか堪えていました。
 (は、はやく出て来てくれ・・・! また、ちびってしまう・・・!)
 祈りが通じたのか、トイレから女性が出てきました。彼女は鉄の鎧を身につけているとは思えないほどの速さでトイレに駆け込みました。

 (良かった・・。少し漏らしてしまったが、ギリギリ、間に合った!)
 彼女は思いました、しかし、その考えは早すぎました。鉄でできた丈夫な鎧は焦っているとなかなか脱ぐことができませんでした。
 (そ、そんな・・・、トイレまで着いたのに・・・!)

 しゃああああ・・・・。

 布の下着に生暖かい感触が広がっていきます。結局、彼女もオシッコを我慢することに失敗してしまいました。





 更に、数百年の年月が流れました。
 村に住む人は増え続け、広場の周りには大きな町ができていました。
 剣や鎧など戦いの道具以外にもいろいろなものが町では作られていました。
 荷物を運ぶための、馬車。テーブルや椅子など家具。毛織物などの衣料などなど。

 (いそげ・・・いそげ・・・。)

 この時代もやはり、急いでいる女性はいました。彼女は毛織物を作る仕事をしていました。それほど体力も必要なく、むしろ、色彩感覚の方が大切な仕事でした。

 (おトイレどこかなあ・・・。我慢できないよお・・・。)

仕事場から家に帰る途中、彼女は強い尿意に気付きました。そして、トイレを求めて急いで歩いているのでした。
 (今日は隣町の名産物のお茶をいただいたからかしら・・・・。おトイレがしたくてたまらない・・・。)
 彼女は知らなかったのですが、そのお茶には強い利尿作用があったのでした。
 (もうすぐ広場のおトイレ・・・。もう、子供じゃないんだしきっと大丈夫・・・。)
 普段はもの静かで優しそうな表情の彼女でしたが、今日ばかりは違いました。顔をこわばらせ、鋭い目つきで、一刻も早くトイレに行こうと必死になっていました。

 (広場・・・広場が見えてきた・・・。助かったわ・・・。なんとか間に合いそう・・・。)
 周囲には新しい建物がいくつもでき、雰囲気はほとんど変わっていませんでしたが、トイレは広場のほぼ同じ位置にありました。
 彼女は急いでそこに向かおうとしました。しかし・・・。

 「おう、元気か!? いきなりで悪いんだがちょっと話聞いてくれないか?」
 
 彼女の知り合いと思われる若い男性に話しかけられてしまいました。

 (え、ええっ!? こ、こんな時に・・・? で、でも断っちゃわるいし、それに、今すぐトイレに行きたいなんて恥ずかしくて言えないし・・・。)
 彼女は少し迷いましたが、男の話を聞くことにしました。
 「今度、友人の誕生日なんだよ、それで欲しい服があるっていうんだけど、それがかなり高価なものでさあ・・・。服作る仕事してんだろ・・・それと似た物を作ることできないかな?」
 彼女は限界寸前の尿意に必死に耐えながらも、真剣に話を聞いていました。
 (おトイレ・・・・すぐ近くなのにぃ・・・・。うう・・・、トイレ・・・トイレでオシッコがしたいよお・・・。)

 「わ、わかったわ・・・。うまくできないかもしれないけど、考えてみるわね・・・。」
 「おお、ありがと! じゃ、またな!」
 男は去っていきました。
 彼女は男の後姿を見ながら、ぶるりと体を震わせ、トイレへと急ぎました。
 (ああ、トイレ・・・オシッコがやっとできる!)
 男と話していた間に、誰もトイレに入った様子はありませんでした。つまり、彼女が順番待ちをすることなくトイレに入れることを意味しています。

 (ま、間に合った!!)
 彼女は予想通りトイレに入ることに成功しました。しかし、気を緩めてしまったためか、オシッコを少しだけ、下着の中にちびってしまいました。
 (い、いやっ! ち、ちびっちゃったの!?)
 彼女にとって、おチビリは数年ぶりのことでした。大人になり、もうすることはないだろうと思ってもいました。
 (も、もう子供じゃないのに・・・・。うまく作れたお気に入りの下着だったのに・・・。と、とにかく早く脱がないと・・・。)

 彼女はスカートをたくしあげ、下着を下ろそうとしました。しかし、長いスカートはなかなかたくし上げることができませんでした。
 (ああっ! い、急がないと・・・。)
 トイレに中で思わず足踏みをしながら、必死にスカートをたくし上げようとしました。
 (あうう・・・、オ、オシッコ・・・! オシッコさせてよー! こんなに我慢したんだからぁ・・・・。)
 彼女は遂に堪えきれず、スカートの上からオシッコの出口を押さえてしまいました。しかし、その状態では下着を脱ぐことなどできるはずもありません。
 (オシッコ・・・・オシッコ・・・漏れちゃう・・・・!!)
 必死に前を押さえながらその場で激しく足踏みを続けました。ですが、もう我慢の限界でした。

 しゅうううううう・・・・・・。

 頑張って作った下着にシミが広がり、彼女の足に生暖かい水が流れていきます。
 (うう・・・・、この歳になって・・・。ぐすっ・・・・。)
 彼女は思わず目に涙を浮かべてしまいました。結局、彼女もトイレを使うことに失敗してしまいました。

 

 
 

 その後、数百年の月日が流れました。
 人々は、更に仕事を楽にするために、様々な機械を生み出しました。
 毛織物も大型の機械を使い、大量生産が可能になりました。しかし、人々は仕事が楽になったはずなのに、毎日忙しく働き続けました。

 (はあ・・・はあ・・・。疲れた・・・。)
 紡績工場で働いている一人の女性がいました。毎日、同じような単純作業を続ける毎日に疲れ果てていました。
 (もう少し・・・、もう少しで終業時間だわ・・・。そうしたら、家に帰って休めるから・・・。)
 工場での仕事時間はきっちりと決まっていて、常に同じ時間に機械を止めていました。そのため、帰宅できる時間もほぼ同じでした。
 
 「ジリリリリリリリリ!!」

 ベルの音がけたたましく鳴り響きました。仕事が終わる合図です。
 (終わった・・・! これで休める!)
 周囲で働いていた女性たちは、手を止めると、出口へと向かいました。ですが、彼女だけは、動きませんでした。疲れにより、その場で眠ってしまったのでした。

 「君、君! 起きなさい!」
 中年の女性の声に彼女は目を覚ましました。
 「終業時間はとっくにすぎていますよ! 今すぐ戸締りをしないといけないので、すぐに立ち去ってもらいませんと!」
 「は、はい、すみません。今すぐに・・・・。」
 彼女はそういいかけて、あることに気付いた。疲労感から気付かずにいたが、膀胱にかなりの量のオシッコが溜まり、我慢するのが難しい状態にあったのだ。
 「あ、あのぉ・・・・。その前にお手洗いに寄っても・・・。」
 「お手洗いですか? 許可できません! これ以上、予定を遅らせるわけにはいかないのです! 今すぐ立ち去っていただきませんと・・・・。」
 彼女は諦めて工場の外に出た。

 (困ったわ・・・。おトイレに行けないなんて・・・。ああ、どうしよう・・・。我慢できなくなってきちゃった・・・・。)
 彼女の膀胱の中のオシッコは今にも漏れ出してしまいそうな状況です。しかし、工場の周囲には、彼女の知り合いの家があるわけでもなければ、公衆トイレがあるわけでもありません。
 (やっぱり、あそこまで我慢するしかないのかしら・・・。)
 彼女が思い浮かべているのは、やはりあの広場でした。川の上に建てることはもうありませんでしたが、ほぼ同じ場所に公衆トイレが今でも立てられているのでした。
 
(急がないと限界・・・・。あ、あうううっ! も、もう漏らしてしまいそう!)
 内股になりつつ、膀胱を刺激しないようゆっくりと、彼女は歩き続けました。
 (いつもなら、もう少し早く着くけど・・・。これ以上急いだら・・・、い、いやっ! なんとしても、おトイレまで我慢しなくちゃ!!)
 走り出したいのに、走れないもどかしい気持ちを抱えながら、少しづつですが、広場に近づいていきました。
 (歩き方変になっていないかしら? だ、誰も私が漏らしそうだなんて気付いていないわよね・・・。)
 道行く人の中に、彼女の知っている人はいませんでしたが、それでも、オシッコを漏らしそうだなどと知られたくはないのでした。

 そして、ようやく広場が見えてきました。彼女が求めていた公衆トイレも見える位置にきました。
 (やっと、着いた!)
 彼女はそう思いました。しかし、安心しすぎてしまったようです。
 (あっ・・・。ああっ!! 下着に湿り気のある生暖かい感じが急に・・・!! もしかしてちびっちゃったの!?)
 その通り。彼女は気を緩めてしまい「オチビリ」をしてしまったのでした。
 (い、いやああっ!! もう小さな子供じゃないのにオモラシだなんて!)
 オモラシの危機に直面し、彼女は思わず、両手で前押さえをはじめてしまいました。力いっぱいオシッコの出口を押さえたことで、尿意を堪えるのは多少楽になりました。
 (と、とにかく、急いでトイレに行かないと・・・。大丈夫! 少し漏らしちゃっただけなら、大人でも時々はあるはず! でも、これ以上はきちんとトイレでしないと!)
 片手を離し、もう片方の手で前押さえを続けながら、全速力でトイレへと走り出しました。トイレまでの距離は半分まで縮まりました。ですが、そこで前押さえでも押さえきれないほどの尿意の波が襲ってきました。

しゃあああああ・・・。

 (あ、ああああっ!! ダ、ダメッ!!)
 彼女はトイレに向かって全速力で走りました。少しでも、トイレでオシッコをするために。しかし、残念ながらその努力は無駄に終わりました。
 (ああっ・・・。そ、そんなぁ・・・。)
 彼女がトイレの目の前まで走ったとき、既に膀胱は空っぽになっていました。結局、彼女もトイレを使うことはできず、広場の公衆トイレの前まで水滴によるオモラシの後を作っただけに終わってしまいました。





 数十年後、機械の進歩により、町は工業都市となっていました。様々な工業製品を生み出していましたが、製造だけが大切であり、大変な仕事であるとは限りません。

 (ま、まずいわね・・・そろそろ限界かも・・・。やっぱり、会社でトイレに行っておくべきだった・・・。)
 彼女は事務を行っていました。工場での売上を計算したり、タイプライターで手紙や売上表を作成したり、電話対応などを行っていました。
 
 (したがない・・・・、いつも行く本屋で、トイレを貸してもらおう・・・。)
 彼女は本屋に行くことにしました。

 「いらっしゃいませ。」
 (あ、あれ? いつもと違う店員さんだ・・・。)
 「どうかなさいましたか?」
 「あの・・・いつもの女性の店員さんは?」
 「ああ、体調が優れないらしく、今日は休んでいます。何か御用でしたか?」
 「い、いえ・・・、ちょっと気になったもので・・・。」

 彼女は悩んでいました。知り合いでもない男性に、トイレのことを話すのはなんだか躊躇われました。
 「あ、すみません! 急用を思い出してしまいまして・・・・。」
 彼女は急いで本屋を出た。

 (どうしよう・・・トイレ、トイレ! 多分、あのアパートには全部トイレがあるだろうけど・・・。)
 彼女はアパートを見て思いました。しかし、この地区には新しく引っ越してきた人が多く、どんな人がどこに住んでいるのか全くわかりませんし、知り合いもいません。
 人とのつながりが薄くなりつつある、この時代、いきなり「トイレを貸してください」はとても勇気がいることでした。

 (一体・・・どうすれば・・・このままでは限界に・・・。)
 そのとき、彼女の目の前に、広場が見えました。昔からあるあの広場でトイレもまだあります。
 (あった! トイレだ・・・。でも、なんか古臭くて、全然綺麗じゃない・・・できれば使いたくないけど・・・。)

もう、彼女には一刻の猶予もありませんでした。とにかく、早くトイレに入って下着を降ろさないとオモラシあるのみでした。
 (もうちょっと・・・・もうちょっとだから我慢するのよ・・・・!!)
 内股気味になりながら少しずつ、トイレに近づいていきます。膀胱はもう限界で、いつオモラシが始まっても不思議ではありません。

 (よし、トイレに到着だ・・・。で、でもここで油断しないようにしないと・・・。)
 今まで何人、いや、何十人もの人がここで気を緩めて、衣服を濡らししまったことでしょうか?
 しかし、彼女は同じ失敗はしませんでした。

 (うう・・・、酷いニオイ・・・。それにボロボロじゃないの・・・。やっぱり、こんなところでするなんて・・・・。)
 ここまで来て彼女は迷いはじめました。しかし、迷っている余裕はありませんでした。
 
 (・・・・!! ああっ!! い、今何かショーツの中が温かく・・・。)
 彼女はここに来て、遂にオチビリをしてしまったのでした。そして、彼女の膀胱はそれだけでは満足せず、更にオシッコを出そうとしています。
 (迷っている場合じゃない!! 早くトイレを済ませちゃわないと・・・!)

 彼女は急いでトイレに入ると、ドアを閉め、鍵をかけようとしました。
 (あ、あれ・・・? な、何で? 何で閉まらないの・・・!?)
 ガチャガチャと必死に鍵をかけようとしましたが、老朽化していた鍵はなかなか閉まってくれません。

 ちょろっ・・・・しゃあああああ・・・・・。

 遂に限界が訪れてしまいました。膀胱の中から、彼女のショーツにオシッコが流れ込み、すぐにショーツは水分を吸いきれなくなり、右足を伝い、靴下と靴トイレの床を濡らしていきます。スカートにも少し引っかかってしまったようです。

 (い、いやああ・・・・!! 待って待ってよ!!)
 彼女は鍵を閉めるのを諦め、トイレを使おうとしましたが、既に手遅れでした。結局、彼女もトイレには入れたものの、衣服を濡らし、床に水溜りを作ることとなってしまいました。





 数十年後、機械の発達は続き、町のほぼ、全ての家にコンピューターが置かれる時代になりました。
 家庭から世界の裏側の情報でも、瞬時に得ることができるようになり、また、24時間、いつでも、家から商品を注文できる便利な時代になりました。
 
 (急げ・・・もう、膀胱が限界だあ・・・。)
 彼女は、会社のHPをデザインし運営していました。
 いつも通り、会社での仕事を終え、家に帰る途中、トイレに行きたくなってしまったのでした。
 いくら、情報技術が発達したこの時代でも、人間がトイレに行く必要があることは全く変わりませんでした。

 (まさか、あのコンビニが潰れているとは思わなかった・・・。)
 町にはコンビニという便利な店がたくさんあり、そこでは誰でもトイレを使うことができました。
 しかし、数が多いため、儲からなくなり、経営をやめてしまう店もあったのです。

 (他のトイレは・・・・えっとお・・・。)
 必死にトイレを探す彼女はある場所を思い浮かべました。もう、お馴染みの広場にあるトイレです。最近になり改装されたので、割と綺麗になっています。

 (検索完了! 該当結果一件。 広場のトイレ。 清潔度普通。 値段無料。)
 彼女は広場を目指し始めました。時折、お腹の下の方を押さえたり、スーツの上から下着を引っ張り上げたりして、尿意を堪えています。

 (発見! ここのトイレに行こう・・・。良かった何とか間に合いそうで・・・。)
 しかし、そこで予想外のことが起きました。突然電話がかかってきてしまったのです。この時代にはとても小さな電話があり、人々はそれを持ち歩くことができるようになっていました。
 彼女は電話を取り、通話を始めました。しかし、トイレを済ませてからにするべきだったのではないかと少し後悔しました。

 「おお、突然すまない! しかし、我が社のHPの様子が変なんだ! うちの工場で作られた衣服を紹介するサイトには全然関係ない会社の商品の写真が貼り付けてあるし、社長の話もデタラメな内容になっているし・・・。」
 電話の相手は会社の上司でした。酷くあわてている様子で、話の内容が全然まとまっていませんでした。
 (あー。うー。はやくしてよぉー。もう膀胱が限界なんだよぉ・・・。)

 彼女はやはり先にトイレに行くべきだったと後悔しました。堪えきれずに、時折、出口を直接スーツの上から押さえてしまっていました。
 「・・・というわけで、どうすればいいのか全くわからないんだ! 助けてくれ! HPをデザインした君ならなんとかなるだろ?」
 「あぁ。はい・・・。おそらくHPがハッキングされて、イタズラされているのでしょう。私になんとかできるかはわかりませんが、詳しい様子が知りたいので、一度会社に戻ってみます。」
 「おお、そうか! 悪いな。」
 彼女はようやく電話を切ることができました。
 (急いで会社に戻って対策をしないといけないな・・・。でも、それより何より急いでトイレに行かないともう限界だー!!)
 彼女はトイレに向かって走りました。

 トイレの個室に飛び込み、鍵をかけます。
 (はぁ・・・・長い戦いだったけど、助かったぁ・・・。)
 何人かの女性をオモラシに追い込んでいた古びた鍵も新しくなっていました。そのために、トイレに入り、安堵した彼女でしたが・・・。

 (あ、ああっ!! なんということだ! 今日はパンツスーツではないか! ベルトをはずさないとオシッコができない!)

 彼女はベルトをはずそうとしましたが、その途中で遂にオモラシがはじまってしまいました。
 (ひぃいいいい・・・。やばいぃぃぃぃぃ!! 急ぐんだぁぁぁぁ・・・・。)
 焦りながらもなんとかベルトをはずしました。

 (大分、ちびったけど、これでなんとか・・・・あ、ああああああっ!!)
 今度はファスナーの調子が悪くなかなかおりません。彼女の身につけていたショーツと、パンツスーツが変色し、生暖かい懐かしい感触を広げていきます。

 (も、漏れちゃう! もれちゃってるぅぅぅ・・・!! 見つけるのに苦労した少し子供向けのショーツが濡れちゃう!! 仕事のためにしかたなく買った、高いスーツが濡れちゃう!!)

 力いっぱい頑張りましたが、ファスナーはなかなか降りてはくれず、彼女はトイレを使うことができないまま、オシッコを終えてしまいました。

 (うう・・・・、トイレには間に合ったけど、これじゃあ、確実にオモラシだ・・・。で、でも、この歳でのオモラシは貴重だ・・・! ステータスなんだ・・・・ぐすっ・・。)

 情報技術に長けた彼女も尿意には勝てず、トイレを目の前にして失敗してしまったのでした。






 更に、100年以上の月日が流れました。
 技術は更に進歩し、人々は宇宙で生活することも容易になりました。
 街には、宇宙港ができていました。ここから宇宙船が打ち上げられ、宇宙ステーションや月面へと出発することができるのです。

 その日も街に宇宙船がやってきようとしていました。
 そこには宇宙ステーションで働いていた一人の女性が乗っていました。
 (ああ、早く着かないかなぁ・・・。やっぱり、地球は懐かしいもの・・・。それに・・・・。)
 彼女は一年近く、地球には帰ってきませんでした。宇宙船のチケットはとても高いためです。宇宙ステーションで働いていたといっても、そこにある店の店員として働いていただけで大したお金は貰っていなかったのです。
 (それに・・・・、オシッコがしたいし・・・。)
 彼女はオシッコを我慢していました。宇宙船にもトイレがありましたが、無重力空間でトイレを使うのは難しいので、地球につくまで我慢しようと思っていたのでした。
 宇宙に飛び立つような高度な技術があるこの時代でも、人間がオシッコをしなくても済むようになる技術は生まれてはいませんでした。

 そして、宇宙船は街に到着しました。
 (ようやく着いたわね! 故郷の地球に! そして・・・・そして、早くトイレに行きたい!!)
 キョロキョロとトイレを探しながら、宇宙船から降り、宇宙港の中を歩いていました。
 (ないものねぇトイレ・・・・。ああ、早くしたいよぉ・・・。あ、あれは!!)
 なんとかトイレを見つけることができました。しかし。

 「おかえりなさい!!」

 突然の大声に驚いて振り返ると彼女の家族と友人が集まっていました。
 「良く帰ってきたわね! 最近、宇宙船の事故があったって聞いたから心配していたのよ・・・。」
 「宇宙はどうだった!? 普通の女の子だと思っていたのに、いつの間にか宇宙で働いていたなんてすごすぎる!! ねえ、話聞かせてよ!」

 質問攻めにあい、彼女はトイレに行く機会を失ってしまった・・・。
 (うー。宇宙に行っていたこと以外はただのどこにでもいる店員なのにみんな大げさなんだから・・・。 あー、でもトイレどうしよう? こんな状態でトイレに行きたいだなんて恥ずかしくていえないよ・・・。)

 「どうしたんだい? なんだか元気がないみたいだけど・・・。」
 「え、いや、何でもないわよ。ただ長旅で少し疲れたかな?」
 「ああ、そうかい、それじゃあ、早いところ家に帰りましょうね。」

 彼女は言われるままに宇宙港を出て、家族が用意してくれた車に乗った。尿意は激しくなる一方のようで、時折、ブルリと体を震わせていた。
 (ううっ・・・、オシッコがしたい!! こんなことなら、恥ずかしがらないで宇宙港でトイレしておくんだった・・・・。)

 彼女は必死にトイレに行く方法を考えました。この街で生まれたので街の様子はよく知っていました。
 (家までは我慢できそうにない!! このあたりでトイレは・・・。そうだ! 広場にあったはずよ!)
 「ねえ、この辺りって、街ができたばかりの大昔から人が住んでいたんだよね? 宇宙ステーションは新しい建物しかないから久しぶりにこのあたりを散歩していきたいんだ!」
 「あら、そうなの? 」
 「そう! だから、ここで降ろして! 家までは一人で歩いていくから!」
 彼女は車を降りて、広場に向かいました。

 (広場広場広場・・・・広場のトイレトイレトイレ・・・!!)
 この時代にも広場はまだありました。

 (良かった間に合った!! やっとオシッコできる・・・・!! あ、あれ?)
 彼女は広場に入り、異変に気付きました。
 (トイレ・・・トイレどこ!?)
 広場に一年前は・・・いや、1000年近くも前からあったはずのトイレがなくなっていたのでした。彼女はもう尿意を堪えることができず、足はほとんど足踏み状態になっています。

 「ん? お姉ちゃんおトイレいきたいの? でも、ここのトイレ古くなったからもうなくなっちゃったよ。」
 近くにいた男の子が言いました。
 (そ、そんなぁ・・・。せっかくここまで我慢したのにトイレがない・・・。オシッコができない・・・・。)
 彼女はどうすればいいかわからなくなりました。
 (このあたりに他のトイレはないし・・・・。ああ、でももう我慢できない!!)
 
 足踏みでは堪えきれず、前を押さえ始めてしまいました。しかし、いくら我慢したところでトイレが出てくるわけでもなければ、オシッコが体から消えてしまうわけでもありません。
 (どうしようどうしようどうしよう・・・・。も、もう限界だよぉ・・・。)
 遂に彼女の身につけていた下着に、オシッコが少しだけ漏れ出してしまいました。
 (い、いやぁぁぁぁ・・・・!! も、漏れちゃダメぇ!)
 必死にズボンの上から前を押さえて、オシッコを押しとどめようとします。最近になって作られた新素材の下着は吸水性がありましたが、オモラシをすれば、濡れて、ズボンや靴下を濡らしてしまうことに違いはありませんでした。
 
 (我慢・・・・我慢しないと・・・・。)
 彼女は必死に前を押さえクネクネと体を動かし続けました。しかし、下着はビショビショになり、ズボンにもシミができ始めています。
 (ああ、どうしようどうしよう・・・・。いくら我慢したところでトイレはもうないんだし・・・・。)

 しゅう・・・・しゃあああああああ・・・・・。

 諦めかけた彼女の一瞬の隙をオシッコは見逃しませんでした。ズボンが変色し、変色は足まで広がっていきました。そして、靴下、靴も濡らしていきます。
 (そ、そんなあ・・・・。も、漏らしちゃったの・・・・?)

 大宇宙へと飛び立つこと成功した彼女も尿意我慢には失敗し、太古の昔からある川の流れのすぐ近くでオモラシしてしまったのでした。




 




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