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花火大会にて
                  リメイク版の「涼谷花火大会クネクネ事件簿1」が完成しました。

沙緒は、花火大会に来ていた。母と親戚のおばさんと三人でだ。
(恋人同士が多いなぁ。それと友達同士とか・・・。私も友達さそったり、彼氏作ったりした方がいいのかな?)
「沙緒、このあたりでいいかな?」
母は、空き地にシートを広げていた。花火大会の会場ではないが、空き地に座り込んで花火を見ようとしている人が多かった。
「ここにしましょ。会場の方は人が多そうだし、指定席とっておかないといい席取れないでしょうよ。」
おばさんも賛成し、三人は、シートを広げ、花火の開始を待つことにした。

「少し早すぎたんじゃない?」
「そんなことないわよ。今、電車が遅れてるみたいよ。ギリギリだと見れない人いるわよ。」
三人は、そんな話をしながら、お茶を飲んだりして待っていた。

(うーん、トイレしたくなってきちゃったな・・。)
沙緒はオシッコがしたくなった。沙緒は昔からトイレが近い方だった。
(だから、外出かけるの嫌なのよねぇ・・・。まあ、もうちょっと我慢しよ。この近くにコンビニあったし。)

10分後、花火が始まった。
そして、一時間ほど続いた。
(うう、トイレ・・・。でも、まだ途中だし・・・。)
沙緒は花火が終わるまで我慢していた。

花火が終わった。
「ちょっと、トイレ!」
「ああ、そう。確か、ここ来る、途中でコンビニあったよね。」
「うん、そこで借りてくる。」
沙緒は駆け足でコンビニに向かった。

コンビニについた。
(ふう・・・、やっとトイレできる・・・。)
だが、そこには10人以上の人が並んでいた。
(ええっ、こんなに混んでるものなの?)
沙緒は驚いた。コンビニにこんなに人が並んでいるには見たことがなかった。
てっきり、1,2回の順番待ちでトイレを済ませられるとばかり思っていた。

(どうしよう・・・でも、我慢しないと・・・。)
沙緒は一番後ろに並んだ。

(ああ、もう無理! 別のトイレに・・・いや、でも他も混んでるだろうなぁ・・・。)
(あうう、漏れちゃうかも・・・。もれちゃったら、浴衣濡れちゃうよね・・。)
(大人なのに漏らしちゃうわけにはいかないよね・・・でも、我慢が・・・。)
(でちゃうっ! 手で押さえちゃおっか・・・。でも、浴衣がシワになっちゃう・・・。それに、何か誰かに見られているような・・・。気のせいかな?)

(ああ、どうしよう、まだ前に5人もいるよ・・・。絶対ムリだよ・・・。)

(何か、別のこと、別のことを考えて気を紛らわそう! えっと、ここはコンビニだね。いろいろなものが売ってるなぁ。)
(外、真っ暗だなぁ。夜だし。でも、中は明るいし、漏らしたらばれちゃう・・・。ああ、ダメダメトイレのこと以外を考えて気を紛らわさないと・・・。)
(ビールの空き缶がある・・・。ここでなら、漏らしちゃってもばれないかも・・・。)

余計なことを考えたのが悪かったのか?
下着の中に、生温かいオシッコをちびりはじめてしまった。

(えっ! 何これ・・・。もしかして出ちゃってるの?)
中学生以来経験していなかったオモラシ。大人の女性として決してやってはいけない行為。
彼女は固まってそのまま動けなくなってしまった。

(ああ、どんどんでちゃってるっぽい・・・とまらないよぉ・・・。)
オシッコは下着では吸収しきれなくなり、足を伝って、下駄にかかる。そして、床へとこぼれおちていく。

(うそぉ・・・。これ本当? 夢とかじゃないよね? 本当に漏らしちゃったの私?)

床には小さな水たまりができていた、そして、それは段々大きくなっていく。

(ああ、膀胱が空っぽになっていく・・・。すっきりーって場合じゃないよぉ、どうしよう・・・。)

遂に膀胱が空っぽになってしまった。
思わず、手で口元を押さえる。

(全部でちゃったぁー。せっかく、トイレ並んだのに意味がないよぉ・・・。)
(えー、どうしよ。考えろ、考えるんだー。)
(後ろの人とか気付いてないかな?)

漏らしている間ずっと固まっていたため、傍目には普通に並んでいるようにしか見えないかもしれない。
並んでいる途中も、それほど限界寸前と言う様子ではなく、足踏みやもじもじは最小限に押さえていた。
そして、足にこそ、大量のオシッコが流れた感触があるが、沙緒の着ている赤の浴衣は濡れていないようだった。

(ばれてない・・・? うん、ばれてないはずだ!)
(でも、ばれたら本当に恥ずかしいし・・・。に、逃げよう・・・!)

列を離れて、歩き始めた。トイレとは逆方向に。
コンビニの出入り口に戻り、外に出ると空き地に向かって走り始めた。
途中、下を向いて、浴衣を確認。

(やっぱり、漏らしちゃってる・・・。でも、浴衣はほとんど濡れてない!)
(このままなら、傍目からみると普通だしばれないかも・・・。)
(でも、パンツがぐしょぐしょで走りにくいよぉ!)
(下駄も濡れれて気持ち悪いー。)

空地に戻り、二人に声をかける。
「おまたせ。トイレすごく並んでたよー。」
そう笑いながら言う。
「あら、そう。」
「そういえば、知ってる? なんて言ったかなぁ? ほら、あの人さぁ・・・。」
二人は世間話を始めた。

(良かった気付いてないみたい。)
(下駄は脱げたけど、パンツはやっぱり、気持ち悪い。)
(はやく履き替えたい・・・。でも、ここで余計なこと言ってバレるわけにはいかないし・・・。)
沙緒は徐々に冷たくなる、下着の感覚に耐えながら、思った。

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