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DATE: 2012/05/19(土)   CATEGORY: 未分類
高尾睦美 中学一年生 ー 蘇る悪夢 -
 (・・・・・・トイレに行きたい。)
 授業が始まり20分。
 まだ、半分も終わってないのに、早くも睦美は尿意を感じていました。
 考えれば考えるほどオシッコがしたい気持ちは強くなっていきます。
 授業に集中し、オシッコやトイレのことを頭から吹き飛ばそうとしますが、なかなかうまくいきません。
 (もう・・・・。なんで話しかけるのよぉ・・・・。そんな話しても、この体じゃしょうがないのに・・・・。)
 (次から給食の牛乳も飲むのやめちゃおうかなぁ・・・・。)
 (先生に言ってトイレに行かせてもらえるかなぁ・・・・。ううん、それはダメ!! 我慢しないと!!)
 (ああ、やっぱり、まだ20分かぁ・・・・。まだ半分以上もあるよ・・・・。)
 いろいろな考えが睦美の頭の中を駆け巡ります。


 (トイレ!! ・・・・・トイレ行きたい!)
 授業が始まり30分。
 睦美の尿意は強くなる一方です。
 時折足を組み替え落ち着きがなくなってきました。
 オシッコやトイレのことを忘れる作戦はもう通用しません。
 むしろ、気を緩めるとオシッコが勝手に漏れ出してしまいそうな感じもします。
 (うう・・・・、どうしよう・・・・・。我慢できる・・・よね?)
 残り20分。オシッコを我慢しきれるか少し不安になってきました。
 (で、でも我慢しないと・・・・。)
 前の中学校でオモラシをしてしまった自分。周囲からの罵声と叫び声、冷たい目線。そして、そのあと続いたイジメ・・・・。
 睦美の頭にそんな過去の悪夢がありありと思い浮かびました。
 (そ、それだけは絶対にダメッ!!)
 中学校での二回目のオモラシ。それは睦美にとって絶対に避けなければいけない出来事でした。


 (・・・・・・トイレトイレトイレ!! ・・・・・オシッコがしたい!!)
 授業が始まり40分。
 睦美の尿意は限界に近づいていました。
 スカートの中に入れられた左手は常に股間を押さえて離しません。
 もう授業など全く聞こえてきません。
 常に全神経を集中させてオシッコを我慢しないとオモラシしてしまいそうな危険な状態です。
 (お願い!! オモラシだけはダメなの!!)
 (次から昼休みは3回トイレに行くから今度だけは許して!!)
 (1分でもいいから授業が早く終わってくれれば・・・!!)
 体を震わし、左手でオシッコの出口を必死に押さえ、睦美はいろいろなことを考えました。

 「では、少し早いけど、これで終わりにしましょう。」
 授業が始まって47分。
 ようやく睦美は開放された。
 しかし、まだ助かったわけではありません。これから女子トイレに行き、無事、パンツを降ろすまでが戦いです。
 (終わった!! 急げ!!)
 左手をスカートの中に入れたまま、トイレに全力疾走します。

 (でちゃう!! でちゃうっ!!)
 走ることで膀胱に振動が伝わります。
 オシッコが少しづつ漏れ出す生暖かい嫌な感触を睦美は感じていました。
 (もう少しだから!!)

 女子トイレに入った睦美。
 パンツはもうびしょびしょです。
 素早く個室に駆け込むと、ドアを閉め、和式トイレにまたがります。
 そして、鍵も閉めず、ドアも2,3センチほど開いたまま、スカートをたくし上げます。
 しかし、そこまででした。
 パンツを降ろす余裕もなく、そのままオモラシをしてしまいました。

 (ああっ・・・・!!)
 中学生にもなってまたもやオモラシをしてしまった睦美。
 ですが、落ち込んでばかりもいませんでした。
 素早くドアを閉め鍵をかけると、トイレットペーパーでトイレの床を拭きはじめ、スカートの汚れを確認しました。
 幸いにもスカートはほとんど濡れていませんでした。

 その後、睦美は濡れたパンツを我慢して履き、一度教室に戻りました。
 そして、トイレに戻り、こっそり持ってきていた替えのパンツに履き替え、放課後までなんとかやり過ごしました。

 (はぁ・・・・。なんとかばれずに済みそう・・・・。でも、本当にもうこれで最後にしてほしいよぉ・・・・。)
 教室でため息をつく睦美。
 (なんか疲れた・・・・。早く帰ろう・・・・。)
 荷物をまとめ、下校の準備をする睦美。いつでもトイレに行ける家での時間が悲しいことに睦美にとっては一番、幸せな時間なのです。
 落ち込んでいる睦美に後ろから近づいてくる人影に気付く余裕はありませんでした。

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DATE: 2012/05/09(水)   CATEGORY: 未分類
高尾睦美 中学一年生 - 不穏な兆し -
 季節は夏。
 昼休みの教室では、すぐ間近に迫った期末テストの話や、水泳の授業の話、
 そして、夏休みの予定などをみんなにぎやかに話していた。
 
 しかし、何人か、話の輪に入れずにいる生徒もいた。
 高尾睦美もその1人だった。

 (楽しそうだなぁ・・・・。)
 そう考える睦美。

 「夏だし、やっぱりプールと海には行かないとね! あ、でもまずはあの映画を見に行きたいよね!」
 女の子たちのグループで一際大きな声で話しているのは鷹岡千明。
 クラスで一番人気の生徒だ。
 話題が豊富で友達が多いことはもちろん、成績や運動神経もかなり良い。
 
 (タカオカとタカオ・・・・・。苗字は一文字違いなのに、世の中不平等よね・・・・。)
 友達が多くて、いつも楽しそうに話している千明が羨ましくて仕方なかった。

 別に睦美はいじめられているわけではなかった。
 転校したばかりのころは、話しかけてくれるクラスメイトも多かった。
 性格も悪くはないし、成績も運動神経も普通。
 今も、話しかければきっと、友達を作ることができるだろう。
 でも、できなかった。

 (ダメ・・・・。あのときみたいになったら・・・・。)
 睦美は前の学校でいじめられていた。
 そして、この中学校に転校してきたのだ。

 いじめの原因は、授業中のオモラシ。
 死に物狂いで必死に我慢したのだが、結局、我慢しきれず、クラスのみんなが見ている前で、小さな水溜りを作ってしまったのだった。
 
 睦美は、昔から極端にトイレが近い少女だった。
 しかし、休み時間のたびに必ずトイレに行ってきた。
 そのため、中学校では一度もオモラシをしたことが無かったのだが、その日だけはトイレに行ってなかった。
 友達と話してたのだ。

 睦美の名誉のために言っておくが、睦美は友達との話に夢中になってトイレを忘れるような少女ではない。
 その日もトイレに行くつもりだった。
 しかし、いつも話の途中でトイレに行く睦美に友達は「また、トイレ?」「毎回、必ずトイレ行くよね?」「なに? そんなにトイレが好きなの?」「それとも、私たちの話が嫌いなの?」「絶対、トイレ行き過ぎだって、おかしいよ。」と口々に言うようになっていった。
 中学になり、新しい友達ができたばかりの睦美。
 友達から嫌われたくなかったために、トイレに行かずに授業を受けてることを決心した。
 中学校に入ってから初の試みだった。
 ”前の休み時間にもしてきたから大丈夫・・・・。”
 そう自分に暗示をかけようとする睦美だったが、やはり初の試みは不安で仕方が無い。
 そして、不安になればなるほど、オシッコがしたい気持ちは高まってしまいます。
 ほどなく不安な気持ちは本当に尿意に変わり、次第に強くなっていき・・・。

 (ダメダメ!! 中学生にもなって二回もオモラシするなんてダメ!! 私はこの新しい学校で生まれ変わるの!!)

 長い昼休みも、残り3分ほどになった。
 睦美にとって気まずくてたまらない時間ももうすぐ終わりだ。
 (あと少し・・・・。それじゃあ、今日もそろそろ・・・・・。)
 睦美は椅子から立ち上がり、教室を出ようとしていた。
 トイレに行くのだ。
 オモラシを防ぐため、休み時間には、二回トイレに行ってきた。
 授業が終わった後すぐに、トイレに行く。
 そして、授業が始まる直前にもトイレに行き、膀胱を完全に空っぽにしてから50分の長い授業に臨むのだ。
 
 (特に昼休みは時間も長いし、少し前に給食で牛乳も飲んでいるし、オシッコが溜まっちゃってるはず・・・。)
 そう考えながら、教室を出た睦美だったが。

 「あら、こんにちは。 ちょっといいかしら?」
 担任の先生が話しかけてきた。
 (え・・・・。なに?)
 動揺する睦美。
 「最近、あなた勉強がんばってるみたいね。」
 担任が言う。確かに睦美は友達と話せない分、勉強はがんばっていた。
 しかし、1人での勉強はそうそううまく進まなかった。
 特に最近成績が良くなったというわけではない。
 おそらく、他に褒めることが無かったので、適当な話をしたのだろう。
 「お勉強をがんばることは、とても素晴らしいことだと思うわ。 でも、学校というのは勉強をするだけの場所ではないと先生は思うの。」
 担任は話し続けた。
 「先生の知り合いに、勉強ができて一流の大学に行った人がいたのよ。卒業した後も、大きな会社で働いたんだけどなかなか仕事がうまくいかなかったの。」
 「でも、その人は、友達がいっぱいいたの、友達と協力して新しく小さな会社を作って、今ではそこの社長さんをしているのよ。」
 「へぇ・・・。すごいですね・・・。」
 睦美は小さな声で返事をした。
 「それと、親戚に、なかなか結婚相手が見つからなかった女の人がいたの。でも、高校時代の友達と話している、うちに、そのまた友達の男の人と仲良くなって結婚できたのよ。」
 (うう・・・・・。いつまでこの話続くんだろう。)
 睦美はトイレに行く時間がなくならないか心配になってきた。
 「だから、お勉強だけじゃなくて、お友達と仲良くすることも大切なんじゃないかと先生は思うのよ。」
 睦美は黙っていた。友達がほしいのはやまやまだが、どうしても過去の悪夢を思い出してしまっていた。
 「あら? そろそろ、授業の時間ね。それじゃあ、またね。」
 (やっと、終わった。そろそろ授業・・・・えっ!?)

 睦美は授業の時間が数十秒後に迫っていることに気付き驚いた。

 (どうしようまだトイレ行ってない・・・・。)
 動揺する睦美。
 (で、でも、昼休み始まる前には行ったし・・・・・。)
 今からでは、トイレに行って帰ってくる時間はなさそうだ。
 (・・・・もともと、こういうときのために、二回行くようにしていたわけだし・・・・・。)
 睦美は不安な気持ちを抱えつつも、トイレに行かず授業に望むことにした。
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