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旅の剣士と戦う悪魔
  デスギロンは次のターゲットを探すため、ゼバルト王国の別の町へと移動した。町を遠くから眺めていると低い、しかし女性の声がした。
 「悪魔だな!勝負しろ!」
 振り向くと一人の旅の剣士がいた。どうやらデスギロンの姿が見えるようだった・・・。
 「いかにも、私は悪魔デスギロンだ!私と勝負したいというのか?」
 「そうだ!我が名は剣士センデス!ちょっとは名の知れたゼバルト王国の魔法剣士だ!人々を不幸にする悪魔め、勝負しろ!成敗してくれる!」
 「おもしろい!引き受けよう。時間は今日の日没まででどうだ?それまでにお前を不幸にすれば私の勝ち、そうでなければ私の負け。負けた場合は私は消滅する。これでどうだ?」
 「ふ、よいだろう。だが、私は戦士学校を優秀な成績で卒業した後、数多くの魔法も覚えた、若きエリート剣士。そう簡単には不幸になどならないぞ!」
悪魔はひるむことなく、呪文を唱え始めた・・・・。センデスは一瞬顔をこわばらせ、身構えた。しかし、しばらくすると、また、笑みを浮かべ、堂々と言い放った。
 「どうした悪魔よ!呪文の失敗か?私はなんともないぞ!」
 それを聞いて悪魔も笑みを浮かべながら答えた。
 「その呪文は直ぐには影響を与えないが成功していると思うぞ。さて、ゼバルト王国に来たのは久しぶりだし、そのあたりを見てくるか・・・日没までには戻る。せいぜい不幸にならないよう頑張るんだな。」
 そういうと悪魔は去っていった。

 センデスは町に入ることとした。まず、役場に向かった。
 「おお、センデスさん、いらっしゃい。相変わらずのりりしい姿ですなあ。依頼なら色々とありますよ。」
 そういうとセンデスに町の周辺に住み着いた魔物やならず者の情報を話し始めた。役場では旅の戦士や冒険者の引き受ける仕事の斡旋もしているのだ。
 (手ごろな依頼がいくつかある・・・しかし、私はこれでも今一応、悪魔と勝負をしているのだよな。ほかの魔物と戦うのは控えておこう。)
 「すまないが、今日は仕事はしないことにしていたのだ。だが、明日からの参考にするため情報だけ見せてもらってもいいか?」
 センデスは言った。
 「ああ、かまいませんよ。そこの掲示板にも色々と張っておいたのでどうぞどうぞ。」
 センデスは役場の奥へと進み、掲示板を眺めた。ふと、見るとほかの剣士や冒険者もいるようだ。お互いに情報を交換し合ったりするため決して珍しい光景ではないが・・・。
 (ほかの剣士にも悪魔退治を手伝ってもらうか?いやいや、普通の人には悪魔を見ることも感じることもできない。手伝ってもらえるはずがなかろう。ただ、悪魔が本攻撃に出たときのためにここで待機しておいた方がいいかな?)
 
 しばらくして、センデスは席を立ち、トイレに向かった。個室に入り、ベルトをはずし、ホックもはずし、パンツを下ろす・・・。
 (あれ・・・?)
 パンツが降りない・・・。
 (なぜだ、ベルトもはずしてあるし、ホックは全て外れているはずなのに・・・。)
 そう、物理的にありえない現象だがパンツが下ろせない。そのため、するべき行為をすることができなかったのだ。
 (おかしい・・・・そんなバカな・・・。まさかこれが・・・。)
 「気付いたようだな。そうこれが私の呪文の力だ。」
 急に声がして、センデスは体を振るわせた。悪魔デスギロンの声だった。
 「勝負というのもいいものだな。普段であればこんな強引な呪文は使わないのだが、何せ、私の命がかかっているのだからな。」
 「さて、このままだとどうなると思う。戦士学校を優秀な成績で卒業した後、数多くの魔法も覚えた、若きエリート剣士が子供でも滅多にしない失態を犯し、股間をぬらしてしまうとなると不幸以外の何ものでもないのではないか?」
 センデスは恐怖を覚え始めた。予想外の効力をもつ呪文であったためだ。
 「おやおや、急におとなしくなったようだな、剣士さん。さて、それではまたいくとするか。日没までにはまだ五時間以上あることだし・・・」
 悪魔は再び姿を消した。取り残されたセンデスは作戦を立て直すことにした。
 (これは・・・少しまずいかもしれない。確かに呪文の影響で尿意をこらえるしかなくなった。だが、五時間かあ・・・・。)
 考えれば考えるほど、尿意は強く感じる。そして、目の前の便器で放尿したくなってくる・・・。
 (うう、とりあえずここにいるとよけいしたくなってくる。一旦外に出よう。)
 センデスはトイレを去り、再び資料に目を通し始めた。だが、一時間もするとそわそわしてきた。足が自然と動いてしまう。
 (まずい、私ともあろうものが・・・・・とりあえず、町の外を歩き回ってみよう。その方が気がまぎれるだろう。)
 センデスは役場を後にした。確かに多少気を紛らわせたが、尿意が治まることはなかった。
 (く・・・こんなことなら水分を控えておくべきだった。)
 さっき、役場で飲んでいたお茶は少しずつ膀胱の水量を増やしつつあった。 
 (一体、今、体内にどの程度の水分があるのだろうか・・・結構水筒の水も飲んでいたし、最後にトイレを済ませたのは・・・。)
 思えば、センデスは町についてから一度も排尿をしていなかった。町から一里ほど離れたところにある、集落で休憩したときが最後だった。
 (あの時も結構ギリギリだったんだよなあ、少し焦った。でも今と比べると・・・・うっ!)
 尿意の波がセンデスを襲った。前を抑えたい欲求に駆られるが、人通りがあるため、ためらった。
 (まずい、どうしよう・・・そうだ、路地裏でこっそり抑えよう。)
 センデスはそそくさと路地裏に移動した。だが、そこで待ち受けていたもには・・・。
 しゃああああ
 (!!  何の音だ?水?水が流れて壁にぶつかる音だ。)
 見ると放尿している少年がいるではないか。そう、彼女が切望している行為を目の前でしている少年がいるのだ。羨望と嫉妬心からセンデスに怒りがこみ上げてきた。
 「そこの少年!!貴様何をしている!!街中で放尿するなど、言語道断!法律違反だ!!成敗して警備隊に突き出してくれる!!」
 センデスは思わず叫んだ!相手は突然の大声と、恐怖で泣き出してしまった。
 (しまった!相手は4,5歳の子供だ・・・。完全に八つ当たりではないか・・・。)
 「あら、ごめんなさい。この子、もう我慢できなかったみたいでつい・・・・。」
 少年の母と思われる女性が言った。
 「子供のしたことですのでどうか許してくれませんか?」
 「はい・・・そうですね、子供ならしょうがないですね・・・。私の方こそ何かすいませんでした・・・。」
 センデスはもじもじしながら言った。そのときまた尿意の波が襲ってきた。
 (はう・・・今度こそ抑えるぞ・・・限界だ!)
 センデスは前を押さえて、足をくねくねさせた。なきじゃくっていた子供がその姿を見て言った
 「ぐすん・・・あ、あれ、お姉さんもオシッコ?」
 「こら、坊や!ごめんなさいね。でも、少し顔色が悪いですよ、私たちの家はこの5軒ほど隣ですがお手洗いをお貸ししましょうか?」
 少年の母が言った。しかし、パンツを下ろせない以上、それだけでは苦しみから逃れられない。
 「い、いえ、結構です・・・それでは用事があるので失礼します・・・・」
 センデスはそそくさとその場を去っていった。

 センデスは町外れの洞窟に入っていった。ここならば他人の目を気にせずに済むと考えたためだ。魔物に襲われるという可能性があるが、剣での戦いでは勝ち残れる自信があった。
 足踏みをしながら時折前を押さえるが尿意は強くなる一方だ。
 (うう・・・うう、本当に漏れそうだ・・・。ええい、こうなったらしかたがない。)
 センデスは呪文を唱え始めた。すると箒が姿を現した。センデスはそれに急いでまたがると右へ左へ体を揺らし始めた。
 (私は魔法剣士。箒で飛ぶのだ!ええい、飛べ、浮かべ!)
 センデスは体を上下にも動かし始めた。しかし、宙に浮かび上がる様子は全くなかった。奇妙なシルエットが洞窟の中にあるだけだった。
 (私は魔法剣士・・・飛べない魔法剣士・・・・。うう、惨めだ・・・)
 センデスは目に涙を浮かべた。箒を用い、ゼバルトにおいては空を飛ぶ魔術は習得できないものは習得できないといわれている。ゼバルト王国の有名な大魔術師でも生涯、自力で空を飛べなかったものは数え切れないほどいる。それでも、エリートコースを進んできたセンデスにとって、習得できない魔法があることは辛いことだった。忘れかけていた情けなさ、惨めさを思い出すと同時に情けない、惨めな姿をしているセンデスであった。
 (ううう、後、どれくらいだろう?一体、いつまで、こんなことを続けていればいいの・・・私はエリート。人々から羨望される存在・・・しかし、このままでは・・・。)

 かなりの時間がたった。センデスにとっては何時間にも思えた。しかし、実際には数十分程度かもしれないとも思いなおした。ゼバルト王国では現在時計はほとんど普及していない。太陽の見えない洞窟では正確な時間を知ることができなかった。
 (つ、辛い・・・本当に辛いぞ。こんなことは生まれて初めてだ・・・・。いや、確かあの時は実際に少しもらしてしまっていたか?)
 センデスは同じく洞窟でミノタウロスを退治した時のことを思い出した。洞窟から出たとき既にかなり尿意が切迫していたが付近の住民から賞賛とお礼の声が相次ぎ、人だかりができたため、どうしても行きにくくなってしまったのだった。数時間ほどたち、改めて、祝賀会をひらくことになり、何とか宿に戻ることができた。トイレの個室に入った途端、顔をこわばらせ、控えていた前押さえを始め、その場で激しく足踏みをした。尿意がわずかにおさまった隙を突き、パンツと下着を脱ごうとするが焦ってうまくいかずちびってしまったのだ。
 (あの時も辛かった。でもちびっただけだ!今回も何とかなるはずだ。また、ちゃんとトイレができるに決まっている。あの時みたいに気持ちよく、さわやかにシャアアアー)
 じょば・・・・・
 放尿する様子を思い浮かべたためかセンデスは再びちびってしまった。
 (ぬう・・・・!こらえろ!たえろ!もらすなセンデス!)
 おちびりはとまった。しかし、下着は濡れて生暖かくなっている。
 (くううう、まずいまずいぞ・・・・。あのときよりまずい。トイレのそばでもないのにちびってしまうとは・・・・)
 「フフフ、苦戦しているようだな。」
 悪魔が再び姿をあらわした。
 (ぬうううう、悪魔か・・・・。しかし、今、ここ来たということはもうすぐ日没か?パンツを下ろせるのか?)
 「日没。後、20分だ。うむ、このままでは負けるかもしれぬ。さて、3つ目の呪文を使うか!」
 悪魔は呪文を唱え始めた。すると洞窟の奥で誰かの悲鳴が聞こえた。
 「悲鳴!?悪魔よ何をした!」
 センデスは叫んだ!
 「さあな、とりあえずいってみた方がいいのではないか?悪魔を退治する正義の剣士として。」
 悪魔が答えた。センデスは箒を投げ捨て、しかし、前かがみのまま、内股で洞窟の奥へと進んでいった。そこには怪我をした若い魔術師の姿があった。彼は言った。
 「ああ・・・センデス先輩。ごめんなさい。つい、油断して魔物の罠にかかってしまったのです。魔物は黒魔法で撃退できましたが足にケガをして歩けない・・・・」
 「お前は、ランカン!よしわかった!私が背負って町まで連れて行く、もう大丈夫だ。」
 魔術師はセンデスの知り合いランカンだった、決して優秀とはいえなかったが真面目で優しさもある魔術師でセンデスを尊敬していた。
 センデスはランカンを背負おうとした。だが・・・・ 
 じょばばば・・・・
 下腹部に圧力がかかり、また、ちびってしまった。思わず前を押さえるセンデス。
 (うう、さっきより大きいおちびりだ!下着はもうグショグショになっているだろうな・・・・。)
 センデスの目に涙が浮かぶ・・・顔は真っ青だ。その様子を見て、ランカンがいった。
 「先輩・・・・もしかして、お小水ですか?。私なら足の怪我だけですのでまだ大丈夫です。少し離れたところで済ませてきては・・・・?」
 センデスは泣きながら答えた。
 「駄目なの・・・・悪魔がいるからできないの。悪魔が私の服を脱がせてくれないの・・・・」
 センデスは言った、しかし、いきなりのことをランカンは信じようがなかった。不思議な顔をするランカン。センデスはイラついていった。
 「本当なのよ!本当に服が脱げないの!やってみなよ!」
 センデスはベルトをはずし、パンツのホックもはずした。
 「おろせるはずなのに・・・おりないの!おろしてみなよ!おろしてよ!お願いパンツを下ろして!!」
 センデスは狂ったように叫び続けた。
 「先輩・・・・うわあああん、センデス先輩が壊れちゃったよー!」
 日没までは後五分になっていた。悪魔は余裕そうに言った。
 「さて、そろそろとどめをささないとな。あれでいいかな弱そうだが・・・・。」
 悪魔デスギロンは4つめの呪文を唱えた。洞窟の天井から水滴が落ちてきた。
 ぴちゃん・・・・。
 水滴はセンデスの首に当たった・・・。
 (冷たい!!)
 思わず全身を振るわせるセンデス。そして・・・・
 しゃああああ・・・・
 再び、尿が漏れ出してしまった。あわてて、前を押さえるが今回はとまらない。パンツをぬらし、変色させていく。完全なオモラシだ。

             
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